単なる井戸端会議 パート12

節目

竹
(2009年 5月11日 福嶋 昭)

エクステックの決算月は5月です。
何故ですかとよく聞かれるのですが起業する際に3月末
だと決算の会社が多く手続きが混んでいるのが嫌だから
という安易な私の思い込みでそうしました。

実際にはエクステックの公認会計士顧問が決算処理
や申請をやってくれますので実はそんな心配は無用
でした。一般の多くの企業と期はズレるので不便な事
もありますが実は便利な事もあります。
その便利な事とは何ですかという質問もよく聞かれる
ますが皆さんも一度考えてみて下さい。

エクステックの2008年度も残り1ヶ月を切りました。
100年に一度の不況と言われ、弊社も今年に入って
からはしっかりその影響大です。

数字の事を多少理解している子達からは私との会話
の中で少し不安げにいつまで続くのでしょうかという
ような問いかけがあったり、また逆に自分の思いを
伝えてくれる子もいました。
中には「そこまで考えてくれてありがとう」と感謝する
ようなお話しも頂きました。感謝!

2008年度エクステックの決算や新しい期の事を今回
のBlogで少しお話しておきます。

―― 節目

多くの経営者の方にとって今は大変な状況だと思います。
特に几帳面で繊細な経営者は仕事の確保や資金繰り、
場合によってはリストラと精神的に辛い日々が続いている
と思います。

私はどんぶり君(体型ではなく、どんぶり勘定)で嫌な事や
辛い事を比較的すぐに忘れリセットできる性格です。
毎日々これでもかと一日が終わる頃には体力を使い切り、
ヘトヘトなのですが中々結果は出ずで、今回は確かに根が
少し深そうです。

とは言え一応、経営者なので今期の最低限の着地点は
見つけての皮算用はあります。
私の今の時間は少しでも今期の数字を上げる事ではなく
翌期に向けての準備に時間をあてているというのが正直な
思いです。

今までもそうですが大変な状況の時にはいつも色んな取引
先の方々から言われる事があります。「大変なのでしょうが
社長からは大変さが伝わってこないですね。」
うちの子達(社員さん)には気遣いをさせないという面では
いいのでしょうが、現実が伝わらないことで内部にも対取引
先に対して良くないこともあります。

いいか悪いかは一長一短ですが、そんなふうに映る大きな
理由のひとつには自分の中には色んな節目があるからだと
思います。

一番短い節目は朝目覚めた時です。どんな苦しい時でも
新しい朝は毎日必ずやってきます。でも毎朝は節目という
よりはリセットですね。
寝て充電、食べて充電!今日も一日頑張ろう!!

中節目、大節目は月末や四半期、年末、決算といった
ものがあります。
私にとっては本当に素晴しい論理的なツールです。

いいも悪いも一旦リセット!新たな気持ちで頑張るぞ!
忘れたり逃げたりということではなく、引きずらないという
ことです。

エクステックの新しい期は6月から始まります。4、5月で
各企業の予算も決まり6月には少しはプロジェクトが立上る
かもしれませんが、経営状況が悪くない企業も様子見の
傾向はあると思います。

実際のプロジェクトが立上るのは秋以降(下半期)のよう
に思います。予想が外れて早々に沢山のプロジェクトが
立上ることを望みます。

今期は決算でリセット!新たな期はみんなで協力し今の
状況を乗り越えましょう。そして、時間と余力が確保出来
たら今回見えた沢山の課題に取組みましょう。
数年後、この100年に一度の不況がエクステックのター
ニングポイントでしたと言えるよう頑張りましょう。

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