エクステックへの想い パート5

『大きな背中』

(2009年 3月 9日 福嶋 昭)

暖かな日、寒い日と温暖の差が激しく体調を
崩しやすい季節の変わり目です。
いつも以上に体調管理に気を配りご自愛下さい。

そうした中でも確実に春が近づいているのを
感じます。東京都心の小石川後楽園(水戸
徳川家の光圀が完成した庭園)でしばし休日
に憩いの時間を過ごしました。

隣には東京ドームが聳え(そびえ)たっており
ジェットコースタからの賑やかな声も聞こえる
という不思議な空間です。
そうした空間ですが自然の不思議な力に心が
落ち着き、梅の花に春の訪れを感じます。
日本に生まれ育って本当に良かったと改めて
思います。

そのしばしの憩いの時間とは裏腹に日本経済
の深刻な状況は日々進んでいるようです。
ほとんどの企業がいかにこの状況を乗り切るか
頭を痛めていると思います。

―― 『大きな背中』

ピンチになった時にはいつも父親、母親の背中が
浮かびます。
子供の頃、小さいながらに親の苦労や金銭面での
問題を幾度も見てきました。その時、無力な自分は
何も出来ませんでした。

でも、どんな時でもその苦難を乗り越えていく父親
や母親の背中は当時本当に大きく見えました。
そんな父親、母親の背中も年齢と供に今では本当
に小さくなりました。

私はいい夫でもいい父親でもありません。家庭の
ことは家内に任せっ放し子供達の相手もほとんど
してこなかった男です。
でも、夫として父親としての背中はいつまでも
大きくあり続けたいと思っています。

そして私が父親や母親を見て少しでも大きな背中
になりたいと思ったように子供達にもそれを感じて
もらえればマイホームパパではないにしろ少しだけ
父親としての責任が果たせたのではないかと思い
ます。

エクステックを起業する時にもその事を感じました。
大きな背中の社長でありたい。
どんな苦難でもあの社長なら何とかしよる、そんな
存在でありたい。
その背中が後に続く人達の思いや言動を育てる
そんな社長でありたいと思います。

そのことが試される時期が今きているのではないか
と思います。
社長として今の時代をどう乗り越え次に繋げていく
か、カッコ良くてスマートに物事を片付けていく姿
ではなくドロドロになりながらも進んでいく姿が目に
浮かびます。

でも必ず結果は出すつもりでいます。その背中を
みて大きいのか、または反面教師の背中に映る
のか、どうちらでもいいです。
その背中を見て次を担うみなさんが何かを感じ、
みなさんの役に立てばエクステックの父親として
の役割の一部分を果たせるのではないでしょうか。

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