ピンチをチャンスに!。

野鉄

不景気な今だからこそ、きっと「チャンス」があるはずです。

年末のご挨拶には、ちょっと気が早いのですが、Blogの投稿予定から行きますと、私の次回の投稿は来年になってしまいまうものですから、少しだけ。

今年一年、私のつまらないBlogにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。これからも継続して、頑張って投稿して行きたいと思いますので、来年からもよろしくお願いします。(でも、私のBlogを見てくれている人って、ほんと、奇特な人だと思います。感謝!感謝!。)

不景気な今だからこそ、きっと「チャンス」があるはずです。

暗い話で申し訳ないのですが、どうやら今年は「百年に一度あるかないかの不景気」のまま終わってしまいそうです。確かに、何度か不景気な時期を経験してきていますが、今までで一番景気が悪いことは間違いないと思います。さらに言うならば、世間はこれからさらに訪れる不景気の波に備え、戦々恐々としていると言った感じにも思われます。

これからどうなってしまうのか。と、ついつい悲観的に考えてしまいますが、こんな不景気な状況だからこそ、「チャンス」をモノにして頑張っている物があったります。

たとえばユニクロ。ヒートテック(でしたっけ?)の衣料が飛ぶように売れています。以前からも同様の機能の商品は大手メーカーなどから発売されていましたが、それを手ごろな価格でファッション性を取り入れることにより、フリースに続く大ヒットになりました。

IT系ならばNetBookですね。秋葉原などでは5万円を切る価格で売られています(型落ちなら2万円台なんてのも・・・)。2台目のPCとして、インターネットやメールをするだけならば十分な性能がありますので、携帯電話の最新型を何万円も出して買うくらいなら、使いやすいNetBookにしよう。という人たちに支持されているのだと思います。

それで、思ったことがあります。

来年からのキーワードは「隙間」かもしれませんね。以前からも「ニッチ産業」なんて言われていましたが、今まで誰も考え付かなかった隙間を実現していくのではなく、既存の物でも、その価格が当たり前と思っていたけれど、基本機能に絞り込むことで、実はこんなにローコストで良いものを作る事が可能なんだという驚きを持ったものたちが「隙間」として、たくさん出てくるような気がします。

日本の工業製品は、国内でも海外でも高性能、高機能の高価格な市場を得意としています。自動車なんかでも、より利益率の高い高級車を売ろうと世界へ輸出されています。しかしここへ来て、世界的に「百年に一度あるかないかの不景気」でもろに打撃を受けてしまっています。高価格の製品が売れないのです。

皮肉なもので、その昔、日本は高性能、低価格の「隙間」製品で世界を席巻しました。ところが今は、高性能、高機能の高価格な市場へと製品をシフトするビジネスモデルを構築したために、中国などに低価格市場を独占され、日本以外では太刀打ちできなくなってしまいました。

携帯電話やPCなどの情報通信機器がいい例(悪い例?)ですね。世界で通用しなくなってしまったため、狭い日本でのシェアの奪い合いにもがいてしまっています。

日本の産業は、今一度、原点に?帰って、考え直す時期に来ているように思います。私が偉そうに言える立場ではないのですがね・・・。

エクステックは、1990年代の「失われた10年」といわれる時に立ち上がりました。起業の理由の一つに「不景気な今がチャンスである。」がありました。その失われた10年を乗り越え、今のエクステックがあります。

不景気な今だからこそ、きっと「チャンス」があるはずです。

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