いつもKOKOROに余裕。
今回の写真は、私の今の現場の近くにある早咲きの桜です。名前は分かりません。ソメイヨシノのような派手さはありませんが、可憐な感じがいいです。春がすぐそこまで来てますね。街の木々たちは冬の間に蓄えたエネルギーを最大限に放出し、これから若葉を開いていきます。木々の生命の力強さを感じるこれからの季節が一番好きですね。
仕事がら、お客様の前でしゃべる事がよくあります。
この仕事に就いて間もない頃は、お客様の前では緊張の連続でした。前もってしゃべる内容を検討し、質問される場合を想定して回答まで用意したりして打合せに望むのですが、たいがい撃沈でしたね。無我夢中で説明をするので、少しでも話しが脱線したり、想定外の質問を受けたりすると、頭が真っ白になってしまいます。
次に、だんだんとしゃべれるようになってくると、今度は聞く側の人間の集中力をいかに持続させるかという問題がでてきます。聞く側の人間の集中力を持続させないと、うとうとした参加者の中、会議室の中で自分の声だけが虚しく響き渡ります。
集中力を持続させるには、面白おかしくするのが一番の方法だと思っているのですが、さすがに初対面のお客様との打合せで、ボケ・一人つっこみを入れるわけにもいきません。
自分のことについて語られると、人は気になるようです。ですので「この場合○○様では、このようにすればいかがでしょうか」とか、差しさわりのない所で、軽く問いかけることを良くします。(でも、問いかける場所を間違えるとえらい目に合いますね。ここぞとばかりに意見や、どうでもいい質問が飛んできます。)
慣れという部分は大きいですが、余裕が出てくると、しゃべりながら、次に何をしゃべろうか考えたりします。あるいは、しゃべりながら、場の雰囲気を分析できたり。すなわち、同時進行で口と頭を動かすことができるようになります。うまくしゃべれる人としゃべれない人の違いは、そういうところにあるのではないかと思ったりします。
プレゼンや会議、打合せなどで、するどいつっこみを受けたとき、あわててしまい、その場を取り繕う話しをしてしまったり、思ってもいないことを口に出してしまったり。そういう失敗ってないですか。
そういう場合、深呼吸をして、じっくり考えて見ましょう。答えが出なければ「検討をし後日連絡いたします。」とかでもいいと思います。たとえ自信がなくても、余裕を持って堂々と、そう応えましょう。慌てないことが、お客様に安心感を与えます。もし、間違っていたら、素直になって、後から謝って訂正すればいいんです。
仕事に限らないと思いますが、待合せ時間に遅れる、約束を忘れていた、むかついている、などなど、あせっている時や気分が高揚している時って、他のことが処理できないですよね。でも、それを表に出さないことや、もし非礼があったり失敗してしまったときなどでも、お詫びのひとつも言える、冷静になって対応ができるように、いつも心に余裕がほしいですね。