客先常駐って、どんな感じ?

やりがいは社内だけじゃない!社外にもある!ということで今回はエクステックにとっても大事なビジネスの要、「客先常駐」をしているメンバーにZoomでお時間をいただきました!

客先常駐とは……文字通り、お客様先に常駐し、依頼されたお仕事に対して協力会社として技術提供をするお仕事です。

 

──本日はお集りいただきありがとうございます。早速ですが、「客先常駐」のやりがいについて教えてください!

福井「新卒で8月から保険会社様のチームに入っています。まずはテストから初めて、今あるシステムを理解していくことでプログラミングに着手していっています。段階を踏んでチームに貢献できている実感がありますね。分からないところは先輩方に相談しながら、1つ1つやっています。チームとしては今、3つ目の案件を任されています。仲間と協力して継続したお仕事をいただけていることがうれしいです」

竹本「私も、福井さんと同じお客様先に1年ほど前から参画しています。お客様先にいると、エクステックだけではなく、他の協力会社の方やプロパーの方々と話す機会が多いんです。具体的にはソースレビュー会ですね。保険契約の申込みシステムにおける外部設計と製造を担当しているのですが、内的処理について指摘があった際に、淀みなく根拠を提示して相手に伝わるよう的確な説明ができると達成感があります。初めはソースのこともまったく分からなかったのですが、今はシステムのことを確実に理解して答えられているので、自分自身の成長を感じます。エクステック社内にいるだけでは得られない、成長の機会ではないでしょうか」

藤井「僕は入社してから7年、ずっと同じお客様の常駐業務に就いていますが、やっぱり他社の社員さんとコミュニケーションをとれることが最大の魅力です。参画先は大手さんで、別の協力会社の人たちもたくさん同じ現場にいらっしゃいます。関わる母数が大きいので、様々な層から得られる情報が多くて刺激を受けます。設計や規約のルールが厳密で、整った組織体系は大手ならではの環境です。お客様先で一緒に働くことがなければ得られない体験をしています。あとは、同じお客様でも現場は変わることがあるので、いろんな町を散策できることも楽しみの一つです。森ノ宮や京橋の景色を眺めながら出勤して、気になるごはん屋さんにフラっと立ち寄って、大阪城公園を散歩しながら帰る。僕にとってはモチベーションを保つことにつながっています」

和田「藤井さんとほぼ共通していますが、仕事を通じた出会いが多いですね。入社して16年、エクステックを通じていろんなお客様先に常駐して支援してきました。設計など上流の仕事を担当するにあたって、要件定義に近いことも打合せの中でやっていくのですが、お客様によって企業の風土や価値観が全然違います。相手先のやり方や考え方を理解しながら積み上げていく工程が面白いです。どうやって接していこうか考えて、工夫していくことにやりがいを感じています。発注元が大手さんなので、得られる技術の情報がたくさんあります。企業ごとにそれぞれ技術内容の差はあるのですが、より確かな保守を実現できる手法を吸収できる点は共通しています」

 

──ありがとうございます!共通している部分が多いですね。では、お悩み事や、気になっていることはありますか?

福井「先輩方に社外の人と関われる楽しさを語っていただいていたのですが、僕はまだ日が浅いので、思ったより広く関われていないのかな、と思いました。最初は現場に出勤していたのですが、テレワークが主体になっているので同じチームの人としか話せていないですね

竹本「たしかに、エクステック同士の福井さんと私でも会話は少ないかもしれません。OJTで2週間に1回話しますが、案件は別なので簡単な作業の2次チェックしかできていないですね……」

福井「Zoomで同じルームにサインインしている人たちと常時つながっているので、まったく交流がないわけではないです。エクステックだけじゃなく、他社さんオススメのゲーム(Palworld)の話をきっかけに仲良くなることもあります。実際にプレイもして話が弾みました。出勤した日にはもっと交流の幅が広げられるといいですね」

竹本「そうですね……私は、あまり悩んでいませんが……強いていえば、今やっているバグの原因調査で解消の目途が立たないことでしょうか。今日中にはクリアしたかったのですが、なかなか希望通りにはいかないですね」

藤井「解決させなければ終わらないですからね。知識と経験を積めば解消速度も上がります。1方向からだけでなく、あらゆる角度の知識を使って考えてみることが大事ですね」

竹本「ありがとうございます。分からないことをそのままにせず、先輩方の知識と経験をお借りしています。テレワーク主体なので、皆さん現実では近くにいらっしゃらないのですが、いつでもZoomで質問できるので助かっています」

 

──客先常駐組では、テレワークでの交流方法を工夫されているんですね。社内でも報連相しにくいといった悩みを聞いたことがあるのですが、参考になりそうです。

藤井「僕は、今はないですが、昔はありましたね。いざ入った現場のやり方と環境に、当時の自分が合わせられず心身共に疲弊しきってしまって……しばらく自分なりにがんばっていましたが “このままだと現場にご迷惑をおかけしてしまう” と限界を感じて、エクステックの上司に相談しました。結果として、プロジェクトを異動させてもらいました。それからは、忙しい時期もありますが、ストレスなく仕事ができています。プロジェクトに貢献できなかった不甲斐なさもありましたが、一番大切なのは自分自身です。若い人たちにも、無理せず上司に相談することをオススメします」

 

──現場に入ってからでないと、分からないこともありますものね。苦い経験をバネに、技能を磨き続けておられるからこそ、今の藤井さんのご活躍があるのだと感じました。和田さんはいかがでしょう。

和田「僕も今はないです。昔は保守運用の仕事をしていると業務内容に飽きてきちゃったことがあって……保守運用って、どうしても長期になりがちなんですよね。次の現場に行きたいって相談しても、現場の方からの強い要望でなかなか手を離してもらえなかったことですかね。ありがたい話ではあったんですが、現実として要望が通らないケースもあります。今の現場は10年以上いますが、僕自身のキャリアも長くなってきたので、別のところに行くよりも腰を据えてやっていこうという気持ちに変わりました」

 

──どちらも客先常駐の “あるある” 話ですよね。どうやって折り合いをつけていくかはお客様、会社、社員の3者間でバランスを取らないといけませんから、緊急度と重要度も加味して一番よい対応を検討して選択されたのでしょうね。先輩方はこのような悩みを抱かれていたようですが、若手のおふたりとしてはどのような感想を抱かれましたか?

竹本「あまり悩みすぎないように気をつけようと思いました」

福井「長く続けると新たな悩みが出るとは思いますが、今の悩みも解消していけそうだと思いました」

 

──藤井さん、和田さんはそれぞれ客先への関わり方がありましたが、若手のおふたりは今後どんな働き方をしたいと思われていますか?

福井「僕はあちこち転々とするよりも、今いるところで長く続けたいですね」

竹本「私はあまり考えたことなかったんですけど、客先が変わるごとに新しいことを覚えるのは大変そうだなと感じました。今の現場で基礎を固めたいです」

 

──なるほどですね。改めて振返ってみると、客先常駐の適正ってなんでしょう?

和田「現場を変えるごとに最初から信頼関係を築くことに慣れていけるかどうかは、大事ですね」

藤井「コミュニケーション力ですね。普通に受け答えができるというのはどこでも求められますから。あとは極端な話、”エクステックの人間として恥ずかしくないモラルを備えている”ことです。例えば通勤で遅刻早退しないとか、問題を起こさない。当たり前のことを当たり前にできること。社外に顔を出すわけですから、社内よりも更に人間性が問われます。そのあたりの感覚を持っていることが客先常駐の適正にあたると思います」

 

──ありがとうございます。最後になりますが、大阪本社への要望はありますか?

福井「僕は特にないですね……入社したばかりなので」

竹本「私もあまり思いつかないです」

 

──また考える機会にしていただければと思います。なかなか言おう!という発想につながることは少ないと思うので、これをきっかけに自分たちだけでなく他の人にもいい影響を与えられそうなことも含めて考えてみてください。

藤井「僕は、交流のきっかけがもっと増えればいいなと思っています」

和田「要望としてはあまり思いつかないですが、たしかにコロナで機会はがくっと減りましたね。最近の吞み会でも客先常駐組で固まっちゃったので、幹事の方には席替えを促してもらいたいです。あとは、社内のコミュニケーショングループ会に客先常駐組を混ぜてもらう形式でもよいです」

 

──わかりました。直近で予定されている新入社員歓迎会の幹事担当に伝えておきます。グループ会の方も参考にしますね。貴重なお時間をいただきありがとうございました。

お集りいただいた4名の皆さん、ご協力いただきありがとうございました。エクステックにはインタビューした方々以外にも、客先常駐をしているメンバーが多数います。もし入社してから客先常駐を希望される方は、先輩方にメールで声をかけてみてください。今回の杉本のようにZoomでお話しを聞かせてほしい!と声をかけたら、たくさんのアドバイスをいただけるのではないでしょうか。就職活動中の皆さんは、ご自身のキャリアを想像するための参考にしてみてください。

 

(2024年3月19日 杉本)

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