一人になったとき、何ができますか。
私の趣味の一つに「ジャンク」があります。ジャンク。役に立たないガラクタをジャンクといいます。リサイクルショップ等で壊れた電化製品を、安く買ってきては自分で修理するのですが、動かない原因をつきとめ、修理し、動いた時は結構うれしいもんです。写真はその修理した「ジャンク」の一部?です。最近はジャンク達に部屋を占拠されつつあり、なんとかしろと嫁さんがうるさいです。処分しなければ・・・。
一人になったとき、何ができますか。
よく、周りの状況も考えず、損得勘定や、その場の利害だけで物事を判断する人がいます。些細なことなら問題はないかもしれませんが、それが仕事や人間関係、お金に関わる所になってくると、そうはいかないはずです。しかし残念なことに当の本人は、それに気付かず、自分の「我」を通してしまう人を見かけます。
考え方によっては損得勘定で物事を判断することは「個として生きる」という意味では一つの価値観なのだとは思います。いろいろなしがらみを絶ち生きていく覚悟があるのなら、なんら問題ないと思いますが、現実問題としてなかなかそうは行きません。
たとえば、スポーツを一つするとします。一人でも出来なくはないですが、他人と競って初めて楽しい訳ですから、一人でしたって面白くないですよね。道具にしたって、誰かの作った道具を使用し、誰かの作ったルールで楽しみますよね。人にしたってそうです。ゴルフの石川遼選手も、天賦の才能があったからこそかもしれませんが、一人ではここまで強く、有名になってはいないはずです。
このように、人は必ずなんらかの係わり合いがあって生きて行くものですので、その場の損得勘定で物事を判断したり「自分のことしか考えない」という姿勢は、長期的にはとてもリスクの高い生き方だと思うのです。
自分一人の力だけで生き抜いてきたと勘違いしている人をたまに見かけますが、先に述べたように、直接的に助けられていなくとも、自分自身の力だけではなく、周りの人間に助けられ、誰かの力があって初めて、今の自分があるのだと気付かなければなりません。「そんなん、当たり前やん!」って言ってもらえると助かるのですが、そのことが理解できていない人がいることも事実です。
自分のフィールドを用意してくれた人、自分を支えてくれた人、遊び仲間や仕事仲間などが居てくれたから今の自分があるのだと、自分の周りの人たちに感謝する気持ちが大切です。自分の身の回りのどんな人に対しても言えるのですが、人を助け、人に助けられ、人の心を動かして、自分の人生は出来て行くと思うのです。
たまに、自分は恵まれていないとか、環境が悪いので実力を発揮できないなんて言う人がいるという話を耳にしますが、このように考えると、自分の置かれた環境を良くすることは、誰かの責任ではなく自分の責任でもあることが、少なからずいえるはずです。
人との係わり合いがあり、その中で、助け助けられ、人は生かされているのかもしれませんね。
感謝の気持ちを大切にしてください。