旅のすすめ。

舟屋

いろんな経験をしてください。


今回の写真は、丹後半島の伊根というところです。伊根は舟屋で有名ですね。家の中に船を係留するスペースがあり、家の真下が海ということで、家の窓から釣りが出来てしまうという、釣り好きには夢のような家です。水もすごく透明で魚がたくさんいることが上から見ただけでも確認できました。でも台風が来たら波をかぶりそうで心配です。

私は旅行が大好きです。国内旅行専門ですが、若かりし時から日本中を旅してきました。若い頃はお金がないので、旅館になんてそんなに泊まれる訳がなく、宿泊の手段としてキャンプをよく利用してきました。

今でこそキャンプもブームになったりして、キャンプ場などの施設がたくさんありますが、昔はキャンプ場なんてそんなにたくさんなくて、場合によっては、人気のなさそな公園や山中の空き地などで、キャンプ・・・というより野営が中心です。

野営になると、キャンプ場では当然のトイレや炊事場などがあるはずもなく、いろんな所で不自由がでてきます。キャンプは不自由を楽しむレジャーだと思うので、不自由自体はこれはこれで楽しいのです。

日のあるうちにテントの設営が出来ればいいのですが、日が暮れてから野営の準備をすると、朝起きてびっくりすることも多々ありました。Best3を挙げると、

①「ひゅ~~~ん、どっか~ん!」の砲撃音で目が覚めると、自衛隊の演習場だった。
②夜中の大雨で辺りが池状態となりテントが水に浮かぶ羽目に。
③民家の庭だった。

ほんと、冷や汗ものです。

野営だけでなく、旅先でのアクシデントも多々あり、
・目が覚めるとテントの天井に無数の小さな「クモ」が!ひえ~!。
・「カア!」の泣き声で目がさめると準備していた朝食の食材がカラスにもって行かれた。
・駐車中のバイクの地面が雨でぬかるみ転倒し走行不能に。
・車で高速走行中ガス欠でウインドウォッシャーゴムパイプと水筒で給油。(思いっきり危険極まりない行為ですが・・・若気の至りということで・・・。)
・青森で農作業中の老人に道を尋ねると方言で何を言っているのかさっぱり分からなかったけれど、一生懸命教えてくれようとするので聞いていたら、「お茶でも飲んでけ」と家に上がらされ、小一時間世間話をする羽目?に。
・露天風呂に入ろうとしたら熱湯だったので近くの川から水を引き込んだら管理人に怒られた。
・キャンプで夕食の準備をしてお風呂から帰ってくると食材が盗まれていた。

もっと沢山ありますが、今となっては、すべていい思い出となっています。

旅先では、何か起こったときの勇気、行動力、判断力が、その旅を楽しくするか、嫌な思い出とするかに影響を与えると思います。見知らぬ人と仲良くする話術や接し方なんかを心得ているかいないかでも、旅の面白みが変わってきます。私自身、こんなところが旅で養われたような気がします。

いろんな出来事やトラブルがありましたので、度胸が付いたってことでしょうか。今では旅先のトラブルでさえ楽しめる余裕がでてきました。

その余裕は、旅だけに限らず、人生や仕事にも、きっといい方向で影響していると思います。みなさんも、ぜひ、たくさん旅をして、いろんな経験をして、たくさん思い出を作ってください。

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