目標数値を言えますか
2012年3月12日 木下 照道
先日、別の業界で営業をしている学生時代の後輩と飲みにいきました。
お酒が進むにつれ、
「お客様が別の会社の提案を選ばれ負けたので今期は目標をクリアできない」
「環境が悪いからいくら頑張っても来期も営業成績はあがらないだろう」
などなど不満を長たらしくしゃべりはじめました。
少し他力本願的な愚痴に聞こえたので彼の営業目標数値を尋ねると、個人の明確な目標数値を覚えていないことに愕然としました。
目標数値を覚えていなくて目標を達成できる人は少ないと思います。
逆に目標を達成できる人は目標数値をすぐに言うことができると思います。
「営業成績をよくしていく」などのあいまいな表現ではなく、
xxxx円という具体的な数値です。
目標があれば、目標を達成したい気持ちが強ければ
打たれ強くなれ、不満を忘れることができるはずです。
別の会社の提案を選ばれて負けて悔しいのは分かりますが、負けた理由を分析するとともに、翌日からは気分を切り替えて「じゃあ どうしていくか」「どうカバリーしていくか」を考えて次の行動に移れると思います。
「環境が悪いから成績があがらない環境を変えて欲しい」
「上司がいやだから上司を変えて欲しい」
「作業場所がいやだから作業場所を変えて欲しい」
などいろんな不満をいろんな人が持っていると思いますが
その不満を取り除いてもその人がやる気を持つようになるかどうか分かりません。
どんな人でも多かれすく少なかれ不満があります。
もちろん不満を軽減するようにつとめるべきです。
しかしそれだけではやる気は高まりません。
不満よりも強いやる気をふるいたたせる
モチベーションをもつことが肝心です。
「仕事を通じて多くの方と出会える」
「仕事を通じて自分が成長できるいろんな事を体験できる」
「なんだかんだ言っても結局は実のところこの業種の仕事が好きなんだ。」
「家族は一家の大黒柱(多少細い柱ですが)である、自分を頼りにしている」
これが現在の私のモチベーションですかネ