文章にする。
今回の写真は、最近購入した「マシン」の一部分です。好きな人ならばすぐに分かるのではないでしょうか。関心のない人にとっては、なんでこんなんで分かるの?と、不思議に思われるでしょうね。分かった人はコメントください。ごはんおごります。(エクステック社員に限ります。)
以前もお話したかもしれませんが、言葉の使い方について、少しお話しさせてください。
当たり前の話ですが、言葉を使う方法は2通りあります。
一つは「しゃべる」こと、もう一つは「文章にする」ことです。この二つは同じようでまったく違うということが面白いですね。
たとえば、自分のしゃべった世間話を一字一句間違いなくそのまま文章にしてみてください。なんか変だと思いませんか?。それをほかの人に読んでもらったとき、言葉の真意がそのまま伝わるかというと、たぶん伝わりませんよね。文章の主体のぼやけたはっきりしないものになっているからだと思います。
これは、会話をしながら相手の表情や反応を見て、言葉の合間あいまにお互い理解ができているな、という事を確認しながら話しを進めていくという行為が、文章にするとがっさっと抜け落ちてしまうからです。
ですので、ビジネスで使うメールは大変便利ではありますが、うまく文章を作らないと、自分の真意が相手に伝わらなくなってしまうという危険性を常にはらんでいます。
文章では話しは常に一方通行ですので、相手の表情や反応を確認しつつ話しを進めるわけにはいきません。という事は、誤解を生まない文章を作るということが大変重要になってきます。人によって受け取り方がちがう、といった文章ではダメだ、ということになります。
また、気持ちの入っていない文章を作ると、読んでいてもなんか形式的で、本当にあなたがそう考えているのですか?とか、それは自分の本当の気持ちですか?と思ってしまいたくなりますので、少し大げさでも(ちょっと恥ずかしいくらいでもいいと思います。)、自分の言葉で一生懸命考えることが大変重要です。
もう一つ重要なことは、誰に対しても敬意を払うことです。相手に対し敬意を払わなければ、こちらに対しても敬意を払ってもらえません。
新卒で就職した人、転職で新しい会社に就職した人、新しい現場に派遣された人など、これらの人達は着任早々は自分より下は存在しない。ということをまず理解してください。まず敬意を払うことがビジネスの世界では礼儀であると思うのです。
特に新入社員の方たちや、今までの仕事の関係であまりメールなどのやり取りをされて来なかった方にとっては、ビジネスメールは、かなりハードルの高いものかもしれませんね。
でも安心してください。最初から文章のうまい人ってそんなにいません。最初は下手でもいいと思います。でも、先に言いましたように、気持ちのこもっている文書なら、大抵の人は「最初だから仕方がないか」と、暖かい気持ちで読んでくれます。自分の伝えたいことをしっかりと伝えることのできる文章を考えてください。
また、不慣れを逆手にとって、自分を相手に印象付ける手段としてしまっても面白いかもしれません。でも、何度も言いますが、気持ちのこもっていない文章は読んでもらえないばかりか、うっとうしがられてしまう危険性があることも忘れないでください。
ビジネス文書を考える事って難しいですよね。私自身、お客様へ出すメールなど、日々、格闘?しています。
今回は「文章」の方のお話でしたので、次回は「しゃべる」方のお話しをしたいと思います。