話しをしよう!④

八重桜

言葉は便利なようで、結構めんどくさいものなのですね。

一日、一人で家でゴロゴロしてても、気づくとテレビを見ながら独り言をしゃべってる自分がいる、なんてこともあると思います。いいことがあった日は、お風呂で鼻歌を歌ってたりして。

そういう時の言葉とか感情って、意外と自分の心が現れていないですか?。

以前の記事に、赤ちゃん言葉をかけずに育てるとどうなるか、という話をしました。言葉の分からない赤ちゃんにとっても、お母さんの子守唄は赤ちゃんの心に安らぎを与えます。

また、子供を叱る時は、子供に緊張感を与え、事の良し悪しを脳に焼き付けます。赤ちゃんや子供にとって、言葉の内容が理解できなくても、抑揚とでも言うのでしょうか、英語ならばイントネーション?、いい言葉が思い浮かびませんが、話し手の感情が、音の響きとしても伝わります。

また、言葉とは、話し方ひとつで、ずいぶんと印象が変わってくるものですね。同じ話でも、笑顔で話す場合と険しい顔で話す場合とで、まったく印象が変わります。また、それを聞く側の人間も、その時の感受性、精神状態などの状況により、随分と違う解釈をするものです。

何を訳の分からないことをダラダラと言っとんねん!。と、そろそろ突っ込みが入りそうですが、何が言いたいかと言えば、「気持ちのこもった言葉で、語らなければ、思いは正確に相手に伝わらない。」ということです。

子供をしつける場合はどうですか。叱ったり褒めたりしている時って結構、感情がこもっていますよね(特に子供は、その感情がないと言う事をまったく聞きませんよね)。恋愛でもそうです。はじめは何とも思っていなかった人が、一緒に笑ったり、騒いだり、泣いたりして感情を表しているうちに、自分の中での存在が大きくなっているって事はないですか。仕事でも、同じようなことが言えるのだと思います。感情が伝わらなければ人は動こうとしません。

なんで自分の思いが相手に伝わらないんだろう。と、悔しい思いをしたことってあると思います。それは、今回、お話してきたように、自分の気持ち、感情がうまく伝わっていないのです。

自分の思いを伝える事って、ほんと大変ですよね。

受け取り方は人それぞれだから、だからこそ、言葉を尽くして話しをしなければならないのです。

相手に自分はどういう人間なのか、信頼しうる人間なのか、といった基礎があって、初めて伝わる部分が間違いなくあると思います。その基礎が出来上がると、同じ話しをするにしても、説得するための労力が随分と楽になります。

話しをする時間を惜しまないでください。会話の苦手な人はなおさらです。言葉は便利なようで、結構めんどくさいものだと思います。

話しをしよう!として、①~④までお話ししましたが、ここまでは、話し手側の立場でのお話しです。次回は聞き手側の立場でのお話しを少ししたいと思います。

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