話しをしよう!⑥

教会

相手を信じてみませんか。

相手を信じること。

今の世の中、失われて来つつある事のような気がします。ニュースでの犯罪報道を見ていても、家族でさえ信じられない時代になってしまっているのかなと、ふと寂しい気持ちになってしまう今日このごろです。

そんな時代になってしまいましたので、相手を信じてみませんか、と言われても、一歩間違えば、大きな代償を払ってしまいかねない、非常に難しい問題であることから、こと対人関係においても、なかなか踏み込んだ話ができない、大きな要因になってしまっています。

また、相手を信じてしまったばっかりに、痛い思いをした事がある人って、結構多いと思います。というより、ほとんどの人がそうなんでしょうね。裏切られたときの悲しみ、悔しさといった体験が、より一層、人に対しての距離を作り出してしまう、負の連鎖?のようになってしまっています。

だから、信じたいのだけれども、信じる前にまず確証を得たいので、どうしても「私を信じさせてください」という風になってしまいます。そうなってしまうと、前回お話したように、上の立場に立ってしまうことになりますので、通じ合えることが、さらに難しくなってしまいます。

いつもにも増して、話がものすごく陰気くさくなってしまいましたが、もう少し続きます。

相手を信じようとする気持ちが、人間関係においては非常に重要であると思うのです。

信じてもらうための努力はもちろん必要ですが、受け手側の人間も、相手を信じる努力をすることで、その気持ちに答えなければならないと思うのです。人は信頼・信用されていることが分かると、その期待を裏切るまいとして頑張ることができます。

だれでもかれでも信じましょう、などと言っている訳ではありません。それは非常に危険な行為です。

たとえば、賭けてみる、ということでもいいと思います。賭ける、勝負を賭ける、言葉は悪いですが、バクチを打つ感覚に近いかもしれません。この人に賭けてみる。賭けたのだから、負けてもあきらめがつきやすいですよね。

お互いの、信じてもらう努力と信じる努力があって、そこに信頼関係が生まれると思うのです。

信頼関係を築くために、いっぱい話をしましょう。たくさん会話をしてお互いを理解しましょう。いろんな人と、たくさんの信頼関係を築くと、ビジネスにおいても、人生においても、より一層充実したものになることは間違いありません。

いっぱい話をすること。人が生きていく上で、すごく大切なことだと思うのです。

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