話をしよう!①

古川

話べたを克服するには、まず、聞き上手になりましょう。

実は、このBlogが始まって随分たちますが、一番話したかった内容かもしれません。

私の1回目記事のとき、「勇気の出るブログ」として「前傾姿勢でいきましょう!」とお話させていただきました。その後、「自分を変えることができますか」と、お話させていただきました。今回の「話をしよう!」はこれら記事の内容とまったく関係がないように思えますが、実は密接に関係があるのではないかと思っています。

今回も「勇気の出るブログ」第3弾としてお話したいと思いますが、1回で完結できるとは思っていません。何回続くか分かりませんが、少しずつお話しできればと思います。

「会話をする」。これって非常に大切なことですよね。仕事に限らず、人が生活する、生きていく上で会話がなくして成り立つわけがありません。余談ですが、過去にアメリカで、赤ちゃんに言葉をかけずに育てるとどうなるか。などどいう、馬鹿げた実験をしたことがあるそうです。結果は・・・、本当にかわいそうな話ですが、その赤ちゃんは生後数ヶ月でなくなってしまったそうです。会話とは、言葉のしゃべれない赤ちゃんにとっても、本当に大切なものなのですね。

人は会話をすることにより、お互いを理解し、信じあい、支え合って生きているのです。

話が、大袈裟になってしまいましたが、その「話をする」ことが苦手な人って、結構多いですよね。これって、ビジネスの世界だけではなく、人生の上ですごく損をしているような気がしてなりません。たとえば、「楽しい」を表現するにも、ただ、「楽しい」だけでは、どこがどう楽しのか伝わってきません。

自分の表現の幅を広げ、人に影響を与えることができるくらいの説得力のある言葉を身に付けることができたら、どんなにすばらしい事か。言葉の幅が広がり、思いや感動を共有する事ができたら。ひょっとすると人生が変わっていたかもしれません。

実を言うと私も会話が苦手でした(過去の記事にも書いたような気がしますが・・・)。自分の意見をしっかりと組み立て、人を納得させる事のできる話術を持った人が、うらやましくて仕方がありませんでした。どうすれば、「話べた」が克服できるのか悩んだこともありました。

自分なりに、「話べた」を克服するための答えが、「聞き上手になること」でした。

自分はうまくしゃべることができない、人に思いを伝えることができない。そんな人って結構多いはずだ。だったら、人の話を聞いてあげよう、人の思いを聞き出してあげるのが自分の役割なんじゃないかと思うようになりました。

いろんな人の話を聞いていくうち、記憶に残る言葉がたくさん頭の中に溜まっていくことに気づいたのです。それらを整理して、ちょっとずるいかもしれませんが、自分の言葉にしていったのです。

そうしていくと、他人の言葉が気になって仕方がなくなります。本を読んでも気になる言葉の言い回しにアンダーラインを入れたりして、自分の頭の中の「言葉のデータベース」を構築していくと、自然と自分もしゃべれるようになってきました。しゃべる事が楽しくて仕方がなくなったのです。

だからと言って、先にも書いた、人を納得させる話術であったり、理論的に話を構築する力であったり、人前で話をする能力とかは、私の脳みその限界で、まだまだ勉強しなければなりません。

でも、「話をすることが好きになった」と言うことが、自分の人生において、大きな変換点になっていることは事実だと思います。

すべての人に当てはまる訳ではないと思いますが、「話べた」の人は意識して、人の話を聞いてください。別にテレビの中での会話でもいいと思います。本をたくさん読んでください。その中で、気に入った言葉の言い回しを、自分の言葉に置き換える練習をしてみてください。きっと、誰かにそれをしゃべりたくなってくるはずです。

ほら、話すことが好きになってきた・・・。

今回はここまでです。次回は、「話をすることの大切さ」について、お話できればと思います。

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