先日、情報処理技術者試験を受験してきました。
2012年4月23日 松宮 慎治
受験した試験区分はさておき、IT業界においては
積極的に資格試験を受験しようとする方と、資格
試験の受験には消極的な方がいます。
受験に消極的な方は(実際、私も若手の頃は
資格試験の受験には、消極派でしたが。。)、
「資格がなくても仕事はできるから」とか、
「時間を割いて勉強して資格を取るメリットを
感じない」と言います。
これは、これでもっともな意見であって、IT業界は
医師や教師のように、国家資格(免許)がないと
仕事に就くことすらできないわけでもなく、私が、
受験した情報処理技術者試験も「国家試験」、と
明示していますが、「資格試験」ではありません。
さらに、誤解を恐れずに述べると、試験に合格した
イコール優秀な技術者とも違うと思います。
運転免許証を持っている…イコール運転が上手い
ではないのと同じです。
では、試験を受ける意義をどこに見出すかですが…
これは、やはり試験に合格するために知識を身に
つける過程にあるのではないかと思います。
もちろん、試験を受験する目的は、試験に合格する
ことですし、試験のための勉強も、合格するために
行います。しかしながら、試験勉強を進めるうちに
色々な発見があります。
普段の仕事をする上での、特定の知識だけではなく、
情報技術に関する原理や基礎など、幅広い知識を
得ることができますし、何より、自分に足りなかった
「何か」を補うきっかけになります。
この、自分に足りない「何か」を補うことや気付くこと、
これが、試験を受ける上で、一番の意義ではないか
と、私は考えます。
試験の合否は…、機会があれば(憶えていれば?)
このブログで発表するかも..です。