ゴールと目的を定めた上での優先順位の整理って大事ですよね!新人の内は優先度をどうやって順位付けすればよいかもわからず、その時々で優先順位は繰り上がったり、逆に下がったりと非常に悩んでいたことを思い出します。
さて今回は「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー)より第3の習慣「最優先事項を優先する」についてです。
- 基本の習慣「鰻はどうして人気者になれたのか」
- 第1の習慣 「自分の人生に責任を持つ」
- 第2の習慣 「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」
- 第3の習慣「私にとって一番大事なことってなに?」←Now
今回の習慣は「第2の習慣で描いた人生脚本通りに物事を実行していく」ことにつながります。
ちょっと身近に置き換えてみたいのですが、皆さんは夏休みの宿題を31日までに全て終えて学期明けに提出をしていましたか?この日までにこの教科をやると決めて、コツコツやりましたか?それとも、ついついゲームで遊んだりずっと動画を見ていて最終週に慌てて全部やりましたか?
そう、人間は「ちょっと休もう……そうだ気分転換にこれをやろう」なんて、つい自分にあまくなっちゃう生き物なのです。これだ!と思う生き方のシナリオができても、やらなければ泡となって消えます。やろう!と行動に移して継続させることを自分に約束して守らなければなりません。しかも短い期間だけでなく長い目で見て自分の価値観に合った行動ができているかを見つめなおしながら生きていく必要があります。
では自分自身への約束を守るために重要なことを見定めるには?
時間管理のマトリックス
これは7つの習慣に限らずビジネスシーンでよく使われるフレームワークです。緊急度と重要度の2つの軸から4つの領域を展開しています。
ビジネスでも日常でも、第1の領域 緊急で重要なこと が最優先になりがちですね。実際、現場だとここを優先度の基準に置くことが多いと思われます。ただ、ここに費やす時間があまりにも多いと体力も心も消耗してしまいます。7つの習慣の中では、第2の領域に時間を多く使いましょう!という考え方を提示されます。自分の長期的な計画を立てたり、家族や友人との時間を大切にし、心と体を癒すなど「緊急ではないが重要なこと」に時間を費やすことが最も大切だという考えです。なぜなら、ここに自分の成長に役立つ活動が入ってくるからです。
自分の生活の中から、どこに多くの時間を使っているのかをぜひ振り返ってみてください。一番大事なことにつなげられているでしょうか。そして、どうでもいいことに時間を費やしていないでしょうか。
何かをするために、何かをやらないということを考えることも大切です。このマトリックスを思い出して、第3の領域や第4の領域に入るかどうかを見定めて、手を出さないと決めてみてください。
自分にとって一番大事なことは何か。しっかりと問いかけて時間管理をしていきましょう。