転職サイトのDODAで、「15,000人の残業時間ランキング」が公表されています。プログラマやシステムエンジニアは、残業時間の多い職業だと語られる事もありましたが、実際の所どうなんでしょうか?
(2018年11月2日 企画推進室)
まずは残業時間の少ないランキングから
順位 | 職種名 職種分類名 |
残業時間/月 |
---|---|---|
1 | 経理事務・財務アシスタント 事務・アシスタント |
11.1時間 |
2 | 秘書/受付 事務・アシスタント |
11.6時間 |
3 | 医療事務 事務・アシスタント |
12.1時間 |
4 | 一般事務・アシスタント 事務・アシスタント |
12.2時間 |
4 | 通訳・翻訳 事務・アシスタント |
12.2時間 |
6 | 薬事 医療系専門職 |
12.7時間 |
7 | 総務アシスタント 事務・アシスタント |
12.8時間 |
8 | 貿易事務 事務・アシスタント |
13.8時間 |
8 | 臨床開発関連 医療系専門職 |
13.8時間 |
10 | 営業事務・アシスタント 事務・アシスタント |
13.9時間 |
転職・求人doda(デューダ)「15,000人の残業時間ランキング」より
圧倒的に「事務・アシスタント職」が多いですね。1位の11.1時間は、20日勤務として、1日当たり33.5分という事です。ほぼ毎日、定時に帰っているイメージでしょうか。
それでは残業時間の多いランキング
順位 | 職種名 職種分類名 |
残業時間/月 |
---|---|---|
1 | ゲーム(制作・開発) クリエイター・クリエイティブ職 |
45.3時間 |
2 | インターネット/広告/メディア 営業職 |
42.4時間 |
3 | 建築施工管理 技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場) |
41.5時間 |
4 | ビジネスコンサルタント 専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人) |
40.5時間 |
5 | 設備施工管理 技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場) |
39.4時間 |
6 | 調理/ホールスタッフ/フロアスタッフ 販売・サービス職 |
38.0時間 |
7 | 人材サービス・アウトソーシング・コールセンター 営業職 |
37.0時間 |
8 | 構造設計 技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場) |
36.8時間 |
9 | 機械設計/金型設計/光学設計 技術職(機械・電気) |
36.4時間 |
10 | ファッション(アパレル/アクセサリー/テキスタイル) クリエイター・クリエイティブ職 |
36.3時間 |
転職・求人doda(デューダ)「15,000人の残業時間ランキング」より
やはり、ゲームがきました。スマホゲームの開発など、ゲーム制作現場では人手不足感が続いているのでしょう。ちなみにこちらも20日勤務とすると、1日あたり2時間16分。以外と少ないと感じましたか?
しかし、これは平均値なので、20%の従業員がほぼ残業をしていないと仮定すると、20%の従業員は毎日4時間強の残業をしているという事になります。
こう考えると相当な過重労働ですよね。
しかし、この働き方を「ワークライフバランスが悪い」と考えるか、仕事に充実していると考えるかが難しい所。
特に4位に登場しているコンサルタントなどは、生活と仕事の区分けをしない、「ワークアズライク」という考えの方も多い気がします。
ところで、プログラマ、システムエンジニアがランキングされていませんが、何位ぐらいでしょうか?
- 13位 Webサービス系エンジニア・プログラマ 33.9時間
- 16位 データベース/セキュリティエンジニア 32.9時間
- 17位 システムエンジニア(汎用機系) 32.8時間
・・・きちんと20位以内にランキングされていました。平均でこの時間というのは、それなりに残業をしているイメージですね。やはり、IT系技術者の残業時間は長いという事が判ります。
ちなみにエクステックの月平均残業時間は約20時間です。
「いかに生産性を上げて、残業時間を削減するか」を追求していきます。その結果、時間の使い方を個人に委ねる(余暇を楽しむ、自己啓発を行う)事で、個人個人の多様性を広げていく事が大切だと考えています。