就職の面接や、社会人セミナーなんかで「人生の目標な何ですか?」「将来、どんな仕事がしたいですか?」といった質問をされる事があります。個人的には、こういった質問をされるのが一番嫌いなんです。なぜなら「将来やりたい事なんかわからないから」
(2019年3月18日 企画推進室)
自分が何に向いているのか、ほとんどの人はわかっていない
仕事の内容が好きで、楽しくてしかたがない。家に帰る時間も惜しい。休みなんてとんでもない。とにかく仕事が楽しいんです。
こんな人がいれば、おそらくその人は仕事で成功するでしょう。たとえ大成功しなくても、たいがいの問題は切り抜けられるでしょうし、楽しい人生だと思います。しかしほとんどの人がそうではありません。
ほとんど人は、自分がどんな仕事が好きなのか、長い人生の中でどういう仕事を続けていきたいのかがわかっていないのだと思います。しかし、確かな事は「好きな仕事をするべき」だという事です。
何がしたいのか、何に向いているのかわからないのに、「好きな仕事をしろ」とか言われても困りますよね?だとすれば、何かにチャレンジをすればいいと思うのです。
何が楽しいのか、何をやりたいのかわからないんだったら、何でもいいから試してみる。違うと思えば、また新しい事を試してみる。
目標を立てる事は素晴らしい事です。目標に向かって打ち込む事は尊い事だと思います。しかし目標を立てる事が目的になっては本末転倒だと思うのです。目標に縛られる必要はありません。目標はどんどん変えていけばいいと思います。心の命ずるままに、今自分がやるべきこと、やりたい事を考えてチャレンジをする。間違ったとしても試す事に失敗はありません。別の事にチャレンジすればいい。
私自身、今やっている仕事は楽しく、その仕事に対する目標も持っています。しかしその目標が人生の目標でもありませんし、1か月後の自分が同じ目標を持っているかどうかは定かではありません。なぜなら自分の人生の目標は変わり続けていくだろうと思っているから。
心の命ずるままに、今自分がやるべきこと、やりたい事を目標にしていこう、というのが一番の目標なのです。