悩みに対処する魔法の公式/企画推進室

最近、身近な人が「悩み」を抱えて苦しんでいるという場面に遭遇しました。人生で幾度となく考える事は「どうすればこの悩みを解決できるだろう」という思い。人生とは「悩み」の連続です。「悩み」をうまくコントロールする事で、人生は大きく変わります。今回は「悩み」に対処するコツについてお伝えします。

(2019年5月27日 企画推進室)

悩みを対処する魔法の公式

以前、人生の分岐点に関する記事を投稿いたしました。キャリア理論におけるシュロスバーグの4Sモデルに基づき、転機について客観的に把握する事が重要だという内容です。

人生の分岐点をどう乗り越えるのか/企画推進室

 

しかし、人生に関わる大きな問題だけではなく、人は悩み続けます。たとえば

  • 友人とよべる人がいない。
  • 上司との相性が悪い。
  • 仕事に失敗した。
  • 仕事が楽しくない。
  • 小さな事ですぐクヨクヨしてしまう。

 

心の悩みは体の変化となって表れる事が多々あります。ちょっとした悩みの蓄積が大きな心の負担となってしまいます。

そこで、D.カーネギー著書「道は開ける」から、悩みに対処する魔法の公式をご紹介します。

1.状況を率直に分析し起こりうる最悪の事態が何なのかを考える。
2.やむを得ない場合はそれを受け入れる覚悟をする。
3.事態を好転させるために時間とエネルギーを集中させる。

D.カーネギー著書「道は開ける」より引用

これは、エアコンの発明者でキャリアコーポレーション社の社長として成功したウィリス・H・キャリア氏が実践した方法です。

彼は仕事上のミスで当時の務め先に20,000ドルほどの損失を出す可能性に気がつきました。心配のあまり病気になり眠られない夜が続いたのですが、そこで実践したのがこの3段階の方法です。

1.最悪の事態は、会社から解雇されること。確かにそれは大きな痛手ですが、逮捕されたり、射殺されたりということはないだろうと考えました。

2.「失業するかもしれない」という状況を受け入れ覚悟してしまうと、何日かぶりで心は軽くなり冷静に解決方法を考える思考に至りました。

3.そして、思いついた方法で問題は解決し、会社には15,000ドルもの利益をもたらしました。

 

どんなに辛い事態や状況であったとしても、最悪の事態を考え、(逮捕されたり、射殺されたりということがないのであれば)その状況を受け入れて覚悟する事で、何をすべきかという事に全てのエネルギーを向ける事ができるようになるという事です。

大丈夫です。想像した以上の最悪の事態が訪れるような事はほとんど無いのですから。

ちょっとした事で悩んでしまうのが人間です。そんな時にはぜひ、ウィリス・H・キャリアの公式を思い出し、実践してみて下さい。

解決方法が思いつかなければ、先の記事「人生の分岐点をどう乗り越えるのか/企画推進室」も参考にしてみて下さいね。

関連記事