ー内閣官房ホームページより引用ー
内閣官房のサイトに、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」と「実行計画工程表」がアップロードされていましたので、中身を見ておりました。色々と参考になる資料ですが、私が興味を持ったところをご紹介させていただきます。
(2022年06月20日 企画推進室)
新しい資本主義実行計画工程表
グランドデザインには様々な施策が記載されておりましたが、実行計画工程表の方が分かりやすい資料となっていました。
そんな中でも「人への投資と分配」としては
- 賃金引上げの推進
- スキルアップを通じた労働移動の円滑化
- 多様性の尊重と選択の柔軟性
のあたりが、興味深い工程だと思ってみておりました。特に
「デジタル人材育成プラットフォームの整備等を通じた、年間25万人育成体制の確保」
「大学・高専での人材育成(17万人)、デジタル人材育成プラットフォーム等での育成(16.6万人)、教育訓練等(13.5万人)を通じて、年間45万人育成体制の確保」
というあたりが、今後IT人材の不足が見込まれる事への対応策になるのでしょうか。
出典:総務省 情報通信白書2021
グランドデザインには次のように記載されております。
③デジタル人材育成・専門能力蓄積
企業が賃金を引き上げるためには付加価値を高める必要があり、そのためにもデジタル分野を中心に人的投資を進めていくことが必要である。
大企業、中小企業、IT企業で求める人材が異なる中、デジタル実装を進め、地域が抱える課題の解決を牽引するデジタル人材について、現在の100万人から、本年度末までに年間25万人、2024年度末までに年間45万人育成できる体制を段階的に構築し、2026年度までに合計330万人を確保する。
このため、オンライン上のプラットフォームを整備し、デジタル人材の育成に取り組む大学・教育機関や企業の参画を求め、デジタル人材に共通して求められる教育コンテンツの提供や、企業の事例に基づいた実践的なケーススタディ教育プログラム等を実施する。出典:内閣官房 新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画
今後、IT人材の確保が企業の競争力の源泉になるかもしれません。
圧倒的なIT人材不足が懸念される中、エクステックでもIT企業として微力でも協力できるよう、関西のある大学と連携してIT人材の育成に関する取組を開始する予定です。
自社だけが良くなればよいという考えではなく、地域や業界へどうやって貢献する事ができるかと考える事も、企業に求められる大切な取り組みだと考えております。(詳細については、今年の年末ぐらいにはブログを通じてお知らせしたいと思います)
引き続き、「新しい資本主義の実行計画」について詳しく見ていきたいと思います。