2020年に改正労働施策総合推進法(通称・パワハラ防止法)が施行され、2年が経ちます。しかし日本のハラスメントはけっして収まりません。その理由はどこにあるのでしょうか。
(2022年10月11日 企画推進室)
ハラスメントはなぜ無くならないのか?
3年ほど前に、こんな記事をかきました。
この時には「いじめ・嫌がらせ」の相談がうなぎのぼりという内容を描きましたが、こちらの記事ではハラスメントが増殖しているとの事です。
2020年に改正労働施策総合推進法(通称・パワハラ防止法)が施行され、一気にパワハラ予防に関するセミナーや勉強会が企業で開催されるようになりました。
つまり、パワハラに関する知識は今まで以上に広がったはずなんですが、逆にハラスメントは増えているそうです。
単にパワハラが増えたというだけでなく、組織の問題がより複雑になってしまい、47種類ものハラスメントが載っていました。
パワハラ相談窓口が開設されたことで訴えやすくなったのは良い事ですが、ハラスメントの冤罪にまで至ると、本末転倒と言えるかもしれません。
こういった原因の一つとして、ハラスメントではなく、コミュニケーション齟齬が元となっている事までハラスメントと分類されている気がしてなりません。
ハラスメント対策として
・ハラスメントとは何か
・ハラスメントが発生したら
という教育と制度を整える点が多いかもしれませんが、もっと根本的な対応が必要ではないでしょうか。
記事では
自分と他人の価値観は異なるというダイバーシティーの基本に立ち返ることが大事
と出ていましたが、まさに他人の強み、価値観をどうやって活かすかというチームビルディングの考え方が大切な気がします。