CIOとは「Chief Information Officer」の略で、日本語では最高情報責任者のことです。情報や情報技術に関する責任者を指すのですが、日本での認知度は低いというのが現状です。しかし、ITが企業の競争優位を決定するこの時代において、その重要度はますます上がっています。
(2019年3月11日 企画推進室)
最高情報責任者(CIO)とは
最高情報責任者
アメリカ合衆国内の法人などにおいて、情報や情報技術に関する上位の役員のことである。情報担当役員や英称の略称であるCIO(シー・アイ・オー)などとも呼ばれる。
(略)
日本で設けられている同等の役職としては、「情報担当取締役」や「情報担当理事」などがある。
CIOに求められる最大の役割は、IT技術に基づいて経営陣に対して適切な助言を行い、ITによる経営戦略の立案、実行する事です。
いうなれば、経営戦略とIT戦略の統合です。
そのためには、ITに関する技術や知識だけでなく、ビジネスに関する理解が必要であり、CIOは、CEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)などに並ぶトップマネジメントであるべきなのです。ところが、情報部門のトップという位置づけとして捉えられている企業が多い事が日本の現実です。
ITが目覚ましい進化を遂げ、ITは企業の生命線といってもいいでしょう。
総務省が作成する情報通信白書の平成30年版にも「ICTのポテンシャルを引き出す組織改革」というテーマで、「ICT導入の前提としての効率化の実現のためには、CIO・CDO*を設置するだけではなく、それらを核とした組織改革が求められる」とあります。
*CDO:最高デジタル責任者(Chief Digital Officer)
しかし、どんなに便利なITツールが生まれても、それを活用できる人材がいなければ、企業の戦略に組み入れる事ができません。そして、そのような人材の不足が多くの企業で課題となりつつあります。
ITを武器とするエクステックの強みは、ITをツールとしてだけでなく、経営レベルで提案できるという事。
エクステックとはシステム開発を請け負う会社ではなく、日本中の企業に対して、その強みを活かし「CIOの目線でITの力を使って支援していく」会社だと考えています。