本の出版方法

先日、書籍を出版した友人のオンラインセミナーに参加しました。「自分の本を出版してみたい」と思った事はありますか?今回は、そんな出版にまつわる話をしたいと思います。

(2021年11月8日 企画推進室)

本の出版方法

本の出版といっても、いろいろありますが大きく分けると

  • 自費出版
  • 電子出版
  • 商業出版

に分ける事ができると思います。

自費出版

自費出版は、その名のとおり自費で出版するという事。自費で出版するので、ほとんど制約なく(費用の許す範囲で)思いの通りに作成できます。

しかし想像がつくと思いますが、決して安い費用ではありません。100~300万円程度が相場ではないでしょうか。

専門の出版社もあり、流通経路ももっている所であれば書店で販売、というのも不可能ではないかもしれませんが、ベストセラーとなるのは難しいでしょう。

なぜ、本を出版したいのか、という理由によっては選択肢の一つといえます。

電子出版

それから電子出版。

最近は、手軽に電子書籍を作成、流通する事が可能になりました。

Amazon Kindleが有名ですね。自費出版に比べると、ほとんどコストをかけずに出版する事が可能なようです。

また、自費出版と同じように、内容や販売価格といった点も自由度が高そうです。

商業出版

商業出版は、皆さんが想像している一般的な形態でしょう。町の本屋にならぶ書籍ですね。

最初に話した友人も、商業出版となります。

では、どうやって商業出版できるかというと、出版社側から依頼されるケースと、出版社に「企画書」を持ち込むケースが一般的でしょうか。

友人は、戦国武将と経営に関するブログを書いており、知人から出版社を紹介されて「企画書」を書いたそうです。

友人からいろいろ聞きましたが、商業出版で企画書が通っても、タイトルや内容を自由にできる訳ではなく、出版社側の意向がかなり強かったそうです。タイトルにいたっては、危うく作者の意向とはまったく異なるものになりそうだったとの事。

想像していたより、出版社主導で物事が進んでいくようです。

裏話として、AmazonなどのECサイトよりも、(ECサイトの方が出版社も利益率が高いのに)書店での売れ行きというのが重要視されるといった話を聞きました。(出版社によって異なるかもしれませんが)

 

いろいろ話を聞いた感触ですが、意外と商業出版のハードルは低いと感じました。出版したい「企画書」次第といった所でしょうか(その「企画」を作るのが大変なのでしょうが)。

しかし、一般的な書籍であれば10万字程度の原稿が必要という事で、友人はこれが相当なハードルだったと言っていました。

 

私も雑誌に2~4頁程度の寄稿を何回かしましたが、それだけでも大変だったと記憶しています。(当時は「もう書籍には関わるのはやめよう」と思ったほどです)

いずれにしても出版される方は、皆さん凄いなぁ、と尊敬いたします。

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