緊急事態宣言が延長され、在宅勤務期間も延長となりました。なかなか在宅勤務ができない業種もあるかと思いますが、さすがにIT系企業では在宅勤務が進んだのではないでしょうか。そんな在宅勤務も2か月目に突入して、在宅勤務の課題というのも出てきました。
(2020年05月18日 企画推進室)
続、在宅勤務って、どう?
ほぼ一カ月前ほど前、在宅勤務の状況についてお伝えしました。
その時には
後は・・・・実はそれほど普段と変わりません。
という事で、さほど仕事に支障がない事をお伝えいたしました。
しかし、在宅勤務が長期化するにつれていろいろな課題が見えてきました。
一番大きな問題は、体を動かさなくなった事に起因するものです。
ただでさえ、デスクワークで体を動かさないのに、在宅勤務になると外出する事がなくなり一層体を動かさなくなってしまいました。
メディアではエコノミー症候群についても取り上げられていました。
静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう, Venous thrombosis; VTE)とは、肺血栓塞栓症(英語: Pulmonary embolism; PE)と深部静脈血栓症(英語: Deep vein thrombosis; DVT)を併せた疾患概念である。下肢や上腕その他の静脈(大腿静脈など)において血栓(凝固した血のかたまり)が生じ、静脈での狭窄・閉塞・炎症が生ずる疾患。しばし無症状性であることが多い。
飛行機内などで、長時間同じ姿勢を取り続けて発症することがよく知られており、エコノミークラス症候群と呼ばれることもあるが、この呼称はエコノミークラス利用者に限定し発生する疾患との誤解を与える事から、欧米での呼称を訳した呼称の旅行者血栓症も提言されているが、バスなどでの発生はまれだとしてロングフライト血栓症も用いられている。
実際に在宅勤務をしてわかった事ですが、普段オフィスでは無意識にいろいろと動いているようです。
人と会話したり、会議を行ったり、コピーを取ったり、印刷をしたり・・・
もちろん、通勤での移動もそうですね。
エコノミー症候群だけではなく腰痛や肩こりなど、在宅勤務によって様々な体の不調が出てきています。こればかりはITツールの活用ではどうにもなりません。まぁ、仕事の前や終わった後に散歩するなどの運動をすればいいんだろうな、なんて思いますがなかなか難しいですね。
後は、人とのコミュニケーションが減る事で発生する、もしくはずっと家にいる事で発生する精神的な負担。
一人暮らしなどで世間から孤立したように感じる事もあるそうです。人とのコミュニケーションが精神の安定に重要なんだと思います。たまに取り上げられる事ですが、普段なにげに行っている雑談が仕事の生産性にプラスに働いているという事が解る事例ですね。
他にも、コロナ離婚という言葉もニュースで取り上げられています。
コロナ離婚を考えたことがないと答えた方は約6割となり、約4割の方についてはコロナをきっかけに離婚を考えるようになった・なりそうという結果が判明しました。
・・・略・・・
コロナをきっかけに離婚を考えるようになった方の体験では、夫が在宅勤務になり家にいる時間が増えたものの子育てや家事を手伝ってくれないということや、経済的理由などからくる夫婦の喧嘩などが原因になっていることが分かりました。
こちらは逆に密になりすぎるコミュニケーションの弊害でしょうか。当然、自粛せざるを得ない仕事をされている場合、生活が苦しくなって精神的に衝突してしまうという現実的側面もあるとは思います。
リモートワークはITツールを使えば「作業」という面においてかなり補えますが、人の体と心の面ではいろいろな課題があるという事が実感できた2か月です。在宅勤務ももう少し続きそうですが、運動、コミュニケーション、スキルアップ・・・と、アフターコロナに向けて取り組みをしていきたと思います。