昨今、18世紀イギリスの産業革命に次ぐ、人類史に残る革命がおきつつあると言われています。それが「デジタルトランスフォーメーション」、略して「DX」です。今回は、この「DX」を1分で解説します。
(2018年12月7日 企画推進室)
デジタルトランスフォーメンション(DX)とは
1.DXって何?
実は今現在、私たちの周りはDXに溢れています。スマートフォン、AIスピーカー、IoT(インターネット・オブ・シングス)など。さまざまななデジタル技術によるサービスが溢れています。
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2.何故、DTではなくDX?
英語圏では、「Trans」を「X」と略す事が多いそうで、Digital Transformation を 「DX」と略すそうです。
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3.何がすごいの?
日本マイクロソフト株式会社が2018年2月に発表した調査によると、DXは2021年までに日本のGDPを約11兆円、GDPのCAGR(年平均成長率)を0.4%増加させるそうです。
また、2021年までに日本のGDP(国内総生産)の約50%をデジタル製品やデジタルサービスが占めるとの事。
すごい規模ですね。
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4.DXの定義って?
2004年にスウェーデンのストルターマン教授が提唱した「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念からスタートしていると言われています。
米国の大手ITマーケティング・コンサルティング企業ガートナー社の定義によれば
デジタルビジネスへの改革プロセスを「デジタルビジネストランスフォーメーション」と定義している
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
少しわかりにくいですね。
ガートナー社は「ソーシャル」「モバイル」「クラウド」「インフォメーション」の4つの力の結びつきが、今後のテクノロジー・プラットフォームの基盤となると考察しているそうです。(2012年9月4日 ガートナー社プレスリリースより)
つまり、DXとは
これら4つのプラットフォーム基盤を使った、新しい製品やサービス、ビジネスモデル
だと思っておけば良いと思います。
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5.DXの事例
なんといってもAmazonは外せません。インターネット書店から始まり、レコメンデーション機能、カスタマーレビューなどで支持を得て、音楽配信や動画配信、スマートスピーカー等、デジタル・ディスラプター(創造的破壊者)の代表格です。
日本の企業では、ZOZOTOWNやメルカリといったサービスがDXの代表格かもしれません。
Fintech(フィンテック)や仮想通貨等も同様にDXの産物ですね。
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6.キーワードは「モノからコト」
結局、良く解らなかったという方にも、このキーワードだけはぜひ覚えておいてください。
DXは、決して新しい商品(モノ)を開発している訳ではなく、新しい体験(コト)を提供しているという事です。
ユーザーは、モノからコトへと価値観がシフトしていってます。 DXに限らず、新しいユーザー体験(コト)を提供する事が、今後全ての企業に求められるのではないでしょうか。
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