この時期恒例の「新入社員へのメッセージ」です。職場でも一言挨拶の時間をいただきましたが、校長先生の挨拶を思い出すので個人的には長い訓話が嫌いなんです。という訳でスタッフブログの方でメッセージを伝えたいと思います。
(2021年04月19日 企画推進室)
新入社員の皆さんへのメッセージ
汗水垂らして仕事をする事は尊いと思います。
「働く(はたらく)とは傍(はた)を楽(らく)にすること」とも言われますが、一生懸命に働く事は尊いものです。
しかし、あえてメッセージとしてお伝えする事は
「楽をしてください」
当然、「さぼれ」、とか「手を抜け」と言う訳ではありませんよ。
一生懸命コツコツする事は大切ですが、大阪から東京に行くのに、コツコツ歩いて行く事は馬鹿げています。
文明は発達しています。新幹線で、飛行機で行けばわずか数時間で着けるものを、コツコツ歩いて行く人なんて言うまでもなくいないでしょう。
例えば北海道に出張に行ってくれ、と頼まれたらどうしますか?
何時までに到着する必要があるか、宿は取る必要があるか、何時の便に乗ればよいか・・
いろいろ調べますよね。
とりあえず新幹線に乗って行けるとこまで行ってみよう、なんてする人はいないと思います。
言い換えれば、効率の良い行き方を考え、少しでも楽にたどり着けるように段取りしていると言えます。
ところが、普段の仕事になると、これをまったくしない場合が見受けられます。
とにかく与えられた業務を頑張って達成する。間に合わなければ残業して終わらせる。それでも無理なら休日出勤する。
IT業界は、こういう風潮が強かったと思います。
しかし、これからの時代は無駄に「量」をこなす事から脱却し、どうすれば「生産性」を上げられるか。言い換えると「より楽をする方法」を考え実践する事に注力する必要があるのだと思います。
リモートワークが発達していく中で、「より楽をする方法」を実践する人が、短時間で仕事を終えて余暇を満喫する上に高い評価を得る、という流れが加速するでしょう。
RPAやマクロなど、生産性を上げる技術は沢山あります。テクノロジーだけではなく、作業手順やコミュニケーションの方法など、とくかく楽をするための方法に頭を使ってください。
仕事の指示を受けたら、思考を止めずに「どうすれば楽ができるか」を考えてください。
ちなみに、「自分が楽をするために、他人に仕事を押し付ける」というのは論外ですよ。「働く(はたらく)とは傍(はた)を楽(らく)にすること」の精神から外れますからね。
みんなで、「より楽をする方法」をかんがえていきましょう。そうすれば、みんながハッピーになれる訳ですから。