国家資格「技能士」を名乗れる事が意外と簡単な件/企画推進室

画像出典:厚生労働省ホームページ

 

厚生労働省が実施している技能検定制度というのをご存知でしょうか。この技能検定制度、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニングなど全部で130職種もの試験がある国家検定制度なのですが、試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることがでるのです。今回は、この技能検定制度についてご紹介したいと思います。

(2019年9月17日 企画推進室)

どんな検定試験があるのか?

全部で12のカテゴリーに分かれています。

しかし、130職種もあるので全てご紹介はできませんが、その中でも聞きなれないものをご紹介。

建設関係

・内装仕上げ施工技能士
・サッシ施工技能士

このあたりは、まだ「へぇー、そんな技能検定があるのか」と思う程度ですが

・自動ドア施工技能士
・路面標示施工技能士

この辺りになると、かなりマニアック度が上がってくる気がします。

金属加工関係

・アルミニウム陽極酸化処理技能士

何をする人か、まったくわかりません・・・

食料品関係

・パン製造技能士
・菓子製造技能士
・ハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士
・水産練り製品製造技能士

美味しそうです。

衣服・繊維製品関係

・婦人子供服製造技能士
・紳士服製造技能士

そこで分かれているんですね。

その他

・キャリアコンサルティング技能士

国家資格である「キャリアコンサルタント」より上位の位置付けです。

・調理技能士

なぜか食料品関係に入っていません。

ウェブデザイン技能士

そして、厚生労働省認定技能検定制度、唯一のIT系試験「ウェブデザイン技能検定」。

ここだけの話、3級はかなり難易度が低いです。

普段ウェブの開発を行っている人や、プログラム開発されている方なら少し勉強すれば合格できると思います。

という事で、3級飛ばしていきなり2級を受験してきました!

2級になると、かなり難易度が上がります。筆記試験は過去問を1か月ぐらいかけてコツコツと何度も解いて、7割(合格基準)ぐらいはいけるかな、という所まで繰り返しました。

2級では筆記試験だけではなく、実技として用意されているPCを使って課題をこなす必要があります。PhotshopやDreamWeaverなんかのソフトを使って、アニメーションバナーやウェブページ、JavaScriptを使った課題を作成します。

普段使っていない人には敷居が高そうですが、実技の問題は驚くほど毎年同じ内容が出題されています。という事で直前に2回ぐらい過去問を練習して本番に挑みました。

さて、結果は・・・10月3日に発表ですので、合格していたらご報告したいと思います!(合格すれば、「2級ウェブデザイン技能士」を名乗れます。)

「経験が無いけど、ウェブの開発に興味はある」という方は、まず3級ウェブデザイン技能検定を目標に勉強してみてはいかがでしょうか。

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