『思わぬ方向』
(2017年 6月 5日 福嶋 昭)
エクステックは5月末決算なので6月から新しい期に入り
ました。お陰様で21期のスタートです。
今期も引き続きよろしくお願い申し上げます。
社長にとって一番の仕事は何ですか?
それぞれ社長さんによって答えが違うかもしれませんが
私の答えはずっ~と変わらず「会社を潰さない事」です。
社長の仕事の半分以上は資金繰りですという類の話しを
聞く事も少なくありません。
確かにそれも会社を潰さない為の大切な仕事です。
でも、それだけでは少し寂しいですね。
「会社を潰さない事」その為の私の役目は?
新しいビジネスモデルを作る攻めの姿勢を作る文化や習慣を
作る事だと思っています。
私達はシステム屋ですから昔も今もこれからもシステム構築
やIT技術をお客様にご提供する姿勢は変わりません。
でも、それだけではなく。
それをベースに新たなビジネスモデルを構築する事で他社
との差別化や自分達の可能性を広げる事が出来ると思って
います。
―― 『思わぬ方向』
「コッから+プラス」や「THE SAVER」、「ルミナスター」、
「ウィチャットペイ」等、各商材やサービスをもとにシステム構築
とは違う切り口でビジネスモデルの構築に取組んでいます。
上記以外にも私のポケットには色々なものが入っています。
そうしたビジネスモデルに取組んでいる中で思わぬ方向へ
進む事があります。
例えば、
「THE SAVER」という省電機器を扱った事で養殖業者様
との繋がりはもちろんですが、養殖業界との繋がりにまで
広がりました。
そうすると「THE SAVER」のご提案はもちろんですが今の
養殖業界が抱える課題も見えてきました。
日本人の魚離れで消費が減ったり、また逆に魚の生育状況が
良いからと市場に大量の魚を出荷すると値崩れをおこしたりと
日本の市場でそれが上手くコントロールできバランスが取れれば
良いのですが単純ではないという事が分かってきました。
どうにか出来ないかなと業界の人と話している中で、素人考え
ではありますがお隣さんの中国に出荷は出来ないの?
○○さんに相談してみよう。
と公私共に色々と良くして頂いている中国の人に食の事情を
聞いてみました。
○○さん曰く、例えば中国では鮎はあまり食べる習慣がありま
せん。日本で鮎は塩焼きのイメージがあり私も美味しいと思い
ます。でも、中華料理に焼き魚は出てこないでしょう。
言われてみれば、なるほど!
中国の食事では魚は大きなものが出てきます。鮎のサイズで
あればおやつとして食します。
でも、中国ではサンマを食べなかったのに近年ブームになった
途端にサンマの消費が大きく伸びました。鮎も宣伝方法や
営業活動次第では広がる可能性があります。
まずは繋ぎますので中国の◎◎食品と話しをしてみますか。
「ウィチャットペイ」ビジネスもスタートし、日本の魚やそれ以外
の商材も中国やアジア圏で広がる可能性があるのでまずは
中国の状況を直接感じてほしいのと、何社か中国企業との場を
セッティングしますから一緒に中国を見に行きましょうと○○さん
やそれ以外の人からも話しをちょくちょく頂きます。
また、その逆で海外から日本企業とのビジネスマッチングの
話しで相談が飛び込んできたりもします。
私の年齢的にはもう少し早い方が良かったのでしょうが今から
でも少し国外へ目を向ける機会がありそうです。
展開するしないは別として新たなビジネスモデルの構築を進める
中でこのような『思わぬ方向』の話しが色々と出てきます。