『絵に描くと・・・』
(2021年 9月 6日 福嶋)
コロナ禍の中、エクステックも可能な限り在宅勤務が基本で周りのご理解や
努力でほとんどが在宅でのお仕事になっています。ただ、プロジェクトの立ち
上がり時期や打合せでその関係者が事務所で作業をする事があります。
その時にはベテランも若手もコミュニケーションをとりながら朝から晩まで
精を出して取り組んでおり、社内の空気が活性化されます。
この子達、凄いな。一緒の会社で仕事が出来て良かったな。当たり前の事
ですがコロナ禍で改めて気付かされます。
私は自他共に認める丈夫な身体で有難い事に病気になる事はほとんど
ありませんでした。そうは言っても60年間使い続けてきた身体なので最近、
身体のケアも含め入院をして色々と調べてもらいました。
自分で言うのも何ですが外見は年齢より若く見え、実年齢を言い当てられる
こともほとんどありません。でも、身体の中の方はどうかと言うと少し自信が
ないのが本音です。
案の定、血管年齢は+10歳、年齢からいくとギリギリの辺り+α等の検査
結果が少なくなかったです。ただ一つだけ骨に関してだけは、若年層と比べ
てみても上回った良い数値でした。いずれにしても先生からの指導は食事と
運動でよくいう生活習慣の改善でした。
『絵に描くと・・・』
入院期間中はコロナ禍で面会も禁止なので暇だったかというとそうでも
ありませんでした。一日に幾つかの検査はありますがその合間でメール
や着信をチェックし個々との必要なやり取りをするのが日課でした。
痛い検査はあまりなかったのですが強いて言えば「神経伝導検査」という
電気の刺激を与えて神経反応速度を調べる検査は少し痛かったです。
小さな電流の時はピク、ピクぐらいですが、大きな電流の時にはそれなり
に痛くて腕や脚が勝手に大きく動きます。
検査結果は神経伝達に問題ないレベルですが少し遅いですねということ
でした。少しショック。
視力は40歳を過ぎた頃から急激に悪くなったのを感じています。加齢が
要因だと思っていますが今回の検査で緑内障が見つかり、視野が少し
欠けていると思われますとの事で視野検査を行いました。
暗い部屋の中で中心にある一点の光を見つめて周りの何処かで光った
点が見えればボタンを押して見えている範囲を調べる検査です。
最初は良いのですが時間が経つにつれ集中力がなくなり、中心ではなく
光った箇所を目で追ってしまいます。
「目が動いています。」、「中心の点を見て下さい」、「目を大きく
開いて。」、「一旦ここで止めましょう。」「もう一回、目が動いたら
最初からです」等々
私的には、痛みのある神経伝導検査よりも視野検査の方が苦痛でした。
それ以外にもCT検査や骨等、身体をチェックしてもらいました。そう
した検査以外にも講習会があり検査と重ならなければ受講出来ました。
講習会は退屈そうな感じがしますが、実は楽しみな時間でもありました。
コロナ禍で面会が出来ない事もありますが話しを聞いていて面白かった
です。
講習会の時間は一回一時間です。その日の講義のタイトルをみて時間
になればその教室に行きます。参加人数は少なめでした。講義内容は
さておき、雑談を交えながら進めてくれます。仕事でプレゼンをする
事もありますので、どんな話し方、進め方をされるのか興味津々でした。
講師は専門分野の先生と看護師さんが工夫をして話しをして下さい
ます。知識のない素人の目線に下げてくれた内容になっており分かり
易く、楽しく、苦にならい構成で「あっ」という間に一時間が過ぎて
いく「紙芝居みたいなプレゼン」でした。
改めて私も自分本位で伝えるのではなく、お客様目線でのお客様に
伝わるプレゼンに気を付けなければと思いました。
そうしたこともあり、新人の頃にお世話になった先輩をふと思い出し
ました。教え方が上手でその人の口癖が、「絵に描くと・・・。」と
いう事でポイント、ポイントで分かり易く絵に描いて新人目線まで
下りてきた説明をしてくれました。
その先輩も私の目線で沢山の事を学ばせてくれた紙芝居屋さんで、私も
後輩には真似をして「絵に描くと・・・。」という口癖を使わせてもら
っていました。久しぶりに思い出したその呪文を使わせてもらおうと
思います。