単なる井戸端会議 パート37

『マネジメント』

本
(2010年10月25日 福嶋 昭)

秋です。
秋の夜長、何をして過ごされていますか。
私は最近寝付きが悪いこともあり深夜読書に時間を
費やすことも少なくないです。

仕事の待合せの際に時間があったので本屋さんで
書籍人気ランキングを見ていました。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネジメント』を読んだら」がビジネス書ランキング
で上位の2位に入っていました。

話題になった本なので書籍名も知っている人が多い
と思いますが長い間上位にいるので読んでみること
にしました。

内容は詳しくはお話しをしませんがタイトル通りで
高校野球の女子マネージャーがマネジメントの
専門書を用い野球部を変えていくお話しです。

私は高校時代に野球部でしたがこの女子マネー
ジャーの思考レベルからは程遠いもので何も考えて
いませんでした。
でも、甲子園に行くという目標は自分なりには一生
懸命打ち込み今の人生にも充分役立っていると
思います。

高校生の娘に聞くとこの本はまだ読んでいないと
いうことでこの後は娘が読みたいとのことでした。
どんな感想が聞けるかも楽しみです。

―― 『マネジメント』

本の中に出てくるマネジメントの課題や取り組みは
私も社長として日々考え悩んでいることです。
物事を違う方向から見たり、どうやってその人の
能力を活かし引き出すか、その考えや行動がどう
いう影響を及ぼすか、…等々。

少しでも多くの仲間が課題や取り組みを理解しマネ
ジメントする方、される方、みんながそれを共用する
ことが大切です。

マネジメントの意味を理解し考えや行動ができるか
は紙一重ですがそれが出来る、出来ないで成果
には雲泥の差がつきます。

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネジメント』を読んだら」では次々と問題を整理し
マネジメントし結果を出していきます。
そのストリーは高校野球を舞台に展開されています
が愉快痛快なあり得ないストリーではなく自分達の
ビジネスに置換え易い内容になっています。

もし、自分の高校生の娘が現実にこれだけのことを
考え行動ができれば将来どんな人物になるのだろう
と末恐ろしく感じると思います。

私達のIT業界は大きく変わり始めています。
いい意味ではなく、変わらないと生き残れないという
表現が正しいと思います。

この本に出てくる弱小のチームはマネジメントを通して
自分達にも周りにも影響を及ぼします。
野球部内はもちろんですがそれに関わる人達や組織、
環境にも連鎖的に和が広がっていきます。
結果、自分達にそれが還ってきて強くなっていき
ます。

私も最近ビジネスではこのことを意識し取組んでいる
ので共感できることが多くいい本でした。
みなさんも一度読んでみて下さい。

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