『私の時論』
(2011年 9月20日 福嶋 昭)
シルバーウィーク突入です。
20、21、22日を有給にすると9連休ですね。
エクステックでもお休みを申請された方がいた
と思います。
また、休日出勤をされる方はご苦労様です。
振替休日取って下さいね。
私が働き出した時代に有給は取りにくい風習
がありほとんど取得できませんでした。
エクステックでは一生懸命働いてプロジェクト
の切れ目や計画的に有給を取りリフレッシュ
する人もおられ、良いことだと思います。
頑張らないといけない時はありますがずっと
アクセル全開ではエンジンが焼けてしまいま
す。エンジンの手入れも仕事のうち、大切な
事です。
という私ですが自分自身は昔の風習がしみ
ついており先日の土曜日にせめて体のケア
ということで会社の近くでマッサージに行き
ました。
そのお店は店頭でもよくビラを配っていて我
が家の子供にやってもらうのより安いので
行ってみようと思っていてようやく行くことが
できました。
基本コースは50分で3千円ほどです。
「お客さん、カチカチでしたよ。辛いでしょう。」
「体も硬いですね。毎日少しずつでも関節を
回すようにしたらいいですよ。」
自分ではこの凝りや硬さが普通なのでよく
分かっていないだけのようです。
日本経済もこの数年は中々良くならないの
で時間の経過と共にこれが普通になってき
ているようにも感じます。
―― 『私の時論』
リーマン以降、個人的にはその前から感じて
いましたが厳しい経済状況が続いています。
政治も安定していない状況では企業の生き
残りは体力勝負のようなところもありました。
民主党政権下での企業に対しての政策は
助成が中心で根本的な打開策ではなかった
ように思います。
体力がある間に経済状況が上向けば良かっ
たのでしょうがこれだけ続くと息切れが正直
なところだと思います。
色んな経営者と話しをしても経営的には良い
ですよという話しは少なく、ほとんどが厳しいか、
全く仕事がない訳ではないですがいい話しは
なく先が見えませんという意見が多いです。
この4年間で弊社が債権を持っていた取引先
も3社倒れました。倒れる方も倒れられる方も
辛いだけで誰ひとり良い思いはしません。
今の経済状況が悪いというよりもこれが普通
になってきているのだと思います。
よってIT業界も悪いのが普通に変わっていく
世の中に対応していかなければいけません。
会社としての柔軟性ということが大切になって
くるのだと思います。
エクステックの強みは何ですかとよく聞かれ
ます。自社製品を持っている訳でもなく独自
技術を持っている訳でもありません。
エクステックは15期の間に何度か厳しい
状況がありました。周りのお取引先も潰れる
か逃げるかと思ったそうです。
助けて頂いたり、神風がふいたりもありました
が基本は自分達で切り抜けたと思います。
苦しい中で同じことをしていたのでは悪化する
ばかりで厳しい時ほど大きな起爆剤が必要
です。
その柔軟性はエクステックの大きな強みだと
思っています。
今はそれを形にしようと思っています。
そんなことを知っている古株の方からは厳しい
状況でもエクステックは潰れないという話しを
聞いて嬉しくは思いますが改めて身が引き
締まる思いです。
あくまでも私の時論です。
「大手はピンチ」。
「中小もピンチ?でもチャンス!!!」。