単なる井戸端会議 パート7

頑張ろうね

握手
(2008年 9月22日 福嶋 昭)

一寸先は闇。今の時代、本当に何が起こるか分から
ないですね。

サブプライム問題に端を発し、融資が厳しくなり物件
も売れず不動産業界では苦戦を強いられ何社もの
老舗さえも倒れています。
そうした中、ガソリンの異常な値上がり。他の商品も
その値上げに引っ張られる形での影響が続出しま
した。

突然の福田総理辞任。不安定な政局の中、みなさん
もご存知の通り事故米、汚染米の波紋が広がり食の
安全が脅かされ、と同時にそれを知らずに購入した
沢山の企業も大変な事態に巻き込まれています。

そうした矢先、海外からは本当に大きな金融不安の
ニュースがふたつも飛び込んできました。
年末の10大ニュースが数珠繋ぎです。

そうした世間情勢の中で私達のIT業界はどの業界
にも精通しております。ITを使っていない業界は
何一つありません。
それ故に私達の業界にも色んな形での影響が出て
おり、又この先もどのような形で進行していくのか
予測が出来ない状況です。
日本経済が下向きの評論はあっても上向きの明るい
評論は中々出てきません。

でも、そうした中であっても生きている限りは歩み、前
に進まないといけません。そうではなくて、前に進む
気持ちが強ければ前に進めます。
実は大手企業が事業や要員確保を自粛している今が
エクステックにとっては大きなチャンスでもあるのです。

この十数年間で経験した教訓で活かせる事は沢山あり
ます。みんなが持っているノウハウや気持ちをひとつに
して頑張ればチャンスがビッグチャンスに変わります。

―― 頑張ろうね

「ご無沙汰をしております。お仕事の方は如何ですか。」
「本当に仕事が出てこないですね。プロパーも余って待機
状態で、下半期も見通しが立っていません。」営業時の
ご挨拶でのお決まりの会話です。
社交辞令的な会話ではなく、これが今のIT業界の状況を
表しています。特に大阪は厳しいですが東京も同じ方向
に進んでいると感じています。

でも、エクステックをよく知っている何社かの大手企業の
担当者の方達からはその会話の中で次のようなことを
言われます。
「でも、エクステックさんは大丈夫でしょう。しんどそうには
見えないですよ。あの状況をやり遂げたのだから
これくらいの状況はたいした事ないでしょう。」

数年前に大きなプロジェクトを請け負いましたが自分達
の力を過信しており大きな痛手を負いました。
その状況をよく知っていた多くの取引先はエクステックが
逃げ出すか、つぶれると思っていたと思います。
請けた以上は責任を持ってやり遂げる事を選択し多くの
仲間や時間、会社の体力を失いました。

本当に多くのものを失い、傷も深かったですがその中で
得たものは大きかったように思います。
技術や管理、営業面で今に活かせているものは沢山
あるのですが、それ以上に確信できた事があります。
『これをやり遂げたエクステックは少々のことでは
つぶれない。』
私だけでなく、社内の人達や取引先の方も感じた事だと
思います。会社を信じ、一緒に頑張って下さったみなさん
に今でも感謝しています。
その後は情報の共有の仕方やリーダーさん、メンバーさん
の意識が変わり、考え方や取組みが変わっていくのが
よく分かりました。それに伴い会社もいい方向に進んで
います。

今の世間情勢の中でも守りや現状維持ではなく攻め
続ける事がエクステックの選択する答えだと思います。
可能性のある多くの人達にエクステックに入社頂き、
エクステックを好きになってもらう。それに伴い新たな
社内環境や組織、新たなビジネスの構築を進めていき
ます。

プロジェクトの確保、展開は今迄の実績に基づく取引先
との関係はもちろんですが新たなアンテナを張りながら
の展開も進めています。
私はもちろんですが、営業兼務している役員さん、リーダー
さん、メンバーさん宜しく御願いします。

いつまでも今の状況が続くわけではありません。
今を頑張り攻め続ければ、世間情勢での不安要素が
なくなった時には会社としてのレベルが上がっている
はずです。そうなればその時にはもうひとランク上の
ステージでスタートダッシュが出来るはずです。
大手企業が自粛している今がビッグチャンスです。
頑張りましょう。

『会社は生き物です。』苦しい時もあれば楽しい時もあり
ます。色んな事を経験、勉強し頑張る事で会社も成長し
ていきます。
時には、人と同じで病気をすれば会社も弱くなりますし
ルールを破れば、ズルをすれば健全な会社ではなくな
ります。

みんながエクステックを育て、成長させていくのです。

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