車内のマナー違反にどう対応するか

企業に所属している以上は、会社の顔として相応しい振る舞いをすることは当たり前だと思うのですが、電車通勤をしているといろんな人に遭遇します。
痴漢、満員にも関わらずグイグイと押してくる人、タバコや香水の匂いがキツすぎる人、明らかに目の前にヘルプマークやマタニティマークをつけている人がいるのに優先席から立たない人などなど。モラルというものはないのだろうか? 自分さえよければそれでいいのか? 一体どこの企業に所属している人間だ?目のあたりにした際に自分はどういう行動をとればよいのか? と考えることがあります。
皆さんはどのような対策を取られているのでしょうか。

痴漢対策

そもそも「犯罪だからやるな」と言いたいところですが、相手は理屈が通じない人です。車両や時間帯を変えても付け狙う人もいますし、満員電車に限らずガラガラの車両でもやる人はやってきます。結局は女性専用車両に乗ることが一番の対策なのですが、京阪電車は朝だけだったり、大阪市営地下鉄ですと御堂筋線と谷町線だけの設置だったりと不便に感じる人はいるだろうなと思っています。不安な時は誰かと一緒に帰ったり、吞み会の後で帰宅が遅くなる時はタクシーを使うなどでしょうか。
センター試験日で遅れられない(通報できない)女生徒を狙う不届き者から守るべく、ボランティア活動をしてくださっている方々がいらっしゃるそうです。
日常生活の中では、被害にあっていそうだけれど判別できない光景を目にした際には「この方は知り合いですか?」と聞いた上で女性をソッと離れたところに連れて行ったり、加害していそうな方に「その距離だと勘違いされちゃいますよ」と声をかけるなどの行動で未然に防ぐことができるようです。
見かけた際に何もできない人間であるよりも、咄嗟に行動ができるようにしておきたいものです。

満員電車対策

混んでいない時間帯に乗るしか方法がないですね。社内で認められた条件内での時短勤務、いっそのこと出社せずに済むようにテレワークをするなどでしょうか。
京阪電車であれば、特別料金払いでスペシャルシートを予約しておくことができるので、個人負担にはなりますが快適をお金で手に入れることはできます。
地下鉄のダイヤが変わることを期待したところで変わらないので、自分自身の行動を変えていくしかありませんね。

スメハラ対策

自分自身がスメハラをしないために考えることとしては、上着にファ●リーズをマメにするか、そもそも濃い香りを身にまとわないようにするか……でしょうか。私は香水が好きな方ではありますが、つけ方や種類にはかなり気をつけるようにしています。オフィスや満員電車など密集空間にいる時間帯はオーデコロンなど軽いものを選ぶか、膝裏やくるぶしなど人の鼻から遠い位置に半プッシュだけ……といった感じです。重めの香りは退勤時や外で遊ぶ時だけにするといった気遣いも大事ですね。柔軟剤の香りも人によっては気持ち悪くなってしまいますので、服に使用する際は無香料にするなど使い分けをしています。後は意外と冬場でも重ね着することで体臭は強くなりがちですので、デオドラントケアをしたり、洋服を生乾きにしないようしっかりと干すようにするなどですね。柔軟剤の香りも、人によっては気持ち悪くなってしまいますので、洋服には無香料のものを使用するようにしています。
逆に電車内で匂いの強い人に遭遇したい場合は……君子、危うきに近寄らず。ソッと離れましょう。

優先席対策(?)

対策と言ってしまうと、ちょっと違和感がありますね。こればかりは皆さんの良心と善意としか言えないでしょうから。
お年寄りの方でも、妊婦さんでも「立っている方が楽なんです」と仰る方もいれば、健常者でも実は具合が悪いことがあります。一社員として同じ職場の人には、スマホや読書に夢中になって周りを見れていない人間にはなってほしくないですね。
外見から察せない事情があるとしても、せめて一言「変わりましょうか?」と声をかけるか、ソッと席を譲るといった良識を持っている人であってほしいなと思います。ご自身の体調は大切になさった上で善意を忘れずにいてください。

言い出せばキリの無い話ではありますが、気遣いの積み重ねというものは大事です。同じ社会に暮らす者同士、恥じない生き方をしてまいりましょう。

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