悩みや不安と言うのは尽きないものです。仕事上の心配事や辛い事、いろいろありますよね。ホウレンソウ(報告・連絡・相談)と言いますが、「こんな報告したら激怒されるかも」とか、「こんな相談したらどうなるだろう」などと悩む事もあると思います。
(2021年5月17日 企画推進室)
大抵の不安や悩み、心配事は何とかなる
このタイトル、以前の記事でも書いた内容です。
私自身、しょっちゅう「どうしよう」という悩みに頭を抱えています。しかし、一方で「きっとなんとかなる」という思いもあります。
現に、何とかならなかったトラブルはありません。
相当に大きな問題も経験しましたが、後からみればほとんどは笑い話ですみます。
ついさっきも、ある問題に見舞われました。
仕事の話しではないのですが、あるコミュニティのトップの方を含め数名の方とオンラインで話し合う約束していた時間に、ついうっかり別の予定をいれてしまったんです。
気が付いた時には正直青ざめました。どちらも、簡単に断れるような内容ではありません。あなたならどうしますか?
自分が行った事は、正直に自分の失敗をお伝えして謝罪する、という事です。結果的に大きな問題にならずに解決しました。
「嘘は問題を先送りにするが、正直は問題を過去の物にする」という言葉があります。
以前の記事では、「イラショナルビリーフ」という言葉と考え方を変えるだけで悩む必要は無い事は結構多いという事をお伝えしましたが、
問題が発生した時、問われるのは
正直さ、誠実さ、懸命さ、といった「正しい行い」なのだと思います。
心配事の96%は起こらない
そして、このタイトルも以前の記事と同じ内容ですが「心配事の96%は起こらない」という事実を知っておいてください。
米国ミシガン大学の研究チームの心配事の実地調査によって、「心配事の80%は起こらない」ということが明らかになりました。さらに、残り20%のうち、16%は準備をしていれば対応可能なもの。つまり、心配事のうち実際に起こるのはたったの4%だったのです。
心配事や不安の96%は実際には起こらない。つまり、ただの「取り越し苦労」にすぎないのです。
専門用語では、将来を予期して不安になることを「予期不安」と言います。予期不安のほとんどは実際には起こらないのです。
神よ、
変えることのできない事柄については、そのままに受け入れる冷静さを、
変えることができる事柄については、それを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを見定める賢さを、
私に与えて下さい。
これは、ラインホルド・ニーバの祈りの言葉です。
「取り越し苦労」の未来を悩んでも、何も解決しません。
変えられるのは、今の自分のみ。
考え方と行動、これを変えるしかありません。
大丈夫です。正しい行いをすれば、ほとんどの心配事は杞憂に終わるのですから。