写真は、「北斗星」より一足先の今年の3月12日に最終運行を迎えた「トワイライトエクスプレス」です。ここ数日の話題は「北斗星」一色ですが、あえて? 「トワイライトエクスプレス」です。トワイライトエクスプレスの最終日当日は北斗星同様、大阪駅には多くの鉄道ファンが詰めました。ここでは、トワイライ トエクスプレスについて、あまり知られていないマニアックな話を少しご紹介します。
まず、写真でも分かるように車両の内、1両だけ背の低い車両がありますが、こちらは食堂車「ダイナープレヤデス」になります。この食堂車の生い立ちは、元 は電車で485系特急電車からの客車への改造車になっています。あと、トワイライトエクスプレスは1編成だけしか存在しないと思っていませんか。実は全部 で3編成もあり、大阪発、札幌発、残りは予備車として、ローテーションを組み運行していました。
最近、アナログレコードにはまっています。そう、あの直径30cm(12インチ)の黒い円盤です。そう、とは言っても、今の若い世代の人たちの中には見たことがない人もいるのではないでしょうか。
30年前のレコードプレーヤーを納屋から引っ張り出し、セッティングにああでもない、こうでもない。CDのようにセットして「PLAY」だけでは満足に鳴ってくれないところが、なんとも歯がゆく、興味深く面白いです。ちょっとしたことで針が飛んだり、音が歪んだり。
以下、オーディオ専門用語を連発しますが、レコードプレーヤーをセッティングするには、オーバーハングを調整し、ゼロバランスを取り、規定の針圧をカートリッジにかけ、針圧分のインサイドフォースをアームに設定します。
さらには、ここでは長くなるので説明しませんが、レコードはどのようにして1本の溝に2チャンネル分の音声を記録しているのか。また、レコードの再生には 避けて通れないRIAAの仕組みなど、レコードの再生には、いろいろな取り決めがあり、それらに準ずることで初めてレコードが正しく再生されます。
レコードの音溝に記録されている音声を、ただ増幅して再生している訳ではないんですね。いやあ、実に興味深い。
また、レコードだけでなく、音楽CDについても同様ですね。CDに記録されているデジタルデータがどのような仕組みで音になって再生されるかが分かってくると、これもまた面白いのではないでしょうか。
音楽CDの仕組みについては、さらにややこしいですが、理解すると、実に良く考えられた規格だという事が分かってきます。(何なら次回以降で説明しましょうか???)
レコード、CDに限らず、今まで、ごく当たり前に使っていた物でも、その仕組みを理解することで、今までと違う部分が見えてきます。その仕組みを理解し物事に取り組むことで、面白さの幅が広がってくるのではないでしょうか。
仕事でも同じですね。興味を持って、要件、仕様を理解し仕事に取り組むことで、気づかなかった部分、新しいアイディアがどんどん湧いてきて、より積極的に仕事に取り組めます。興味を持つこと、大切ですね。
話をアナログレコードに戻しますと、素直に、黒い円盤が回って音楽が再生されている様子は「音楽を聴いている」感満載で、なかなかいいもんです。アナログレコード、おすすめです。